縁切りされていなかった屋根の劣化について（外壁塗装・屋根塗装）【和泉市・泉大津市】
2023.09.14 (Thu) 更新
皆様、こんにちは。
和泉市・泉大津市の外壁塗装・屋根塗装工事のロードリバースです(^^♪
今回は、縁切りされていなかった屋根の劣化についてです。
前回ブログで紹介しましたＫ様邸で例に見ていきましょう。
Ｋ様邸へ現地調査にお伺いして、屋根を見ると、一目でわかる劣化でした。
1度塗装をされてから、それほど月日が経っていないとのことでしたが
黒かった屋根は、白ぼけており、屋根にシミが出来ている状態でした。
写真の状態の劣化は、前回の施工時に縁切りがされていないことで起きる劣化です。
縁切りとは、どのような作業でしょうか。
屋根材は、いろいろな種類がありますが、住宅用の屋根のほとんどが
屋根材1枚1枚が重なり合って、屋根を作っています。
屋根材の重なりあっている部分には、少しの隙間があり、
この隙間から、屋根の内部に入り込んだ雨水を排水しています。
雨水を逃がしている役割があります。
屋根の塗装をすることで、この隙間を塗料で塞いでしまい
雨水の逃げ場がなくなり、屋根のシミや屋根下地の腐食、雨漏りに繋がってしまいます。
また、結露でも生じた水が溜まって同じようなことが起こります。
そのため、雨水の逃げ場を作るのが縁切りです。
注意点として、すべての瓦屋根で縁切り作業は、必要ありません。
（縁切りが必要なのは、スレート屋根です。
理由は、スレート屋根は瓦が薄いため、瓦同士の隙間がわずかで、
塗料でふさがれてしまうリスクが高いからです。）
縁切りには、2つの工法があります。
１つは、タスペーサーを使用した縁切り施工です。
タスペーサーとは、スレート瓦の重なる部分に挿し込んで隙間を確保するための
縁切り用部材になります。
屋根に挿し込まれているため、紫外線を浴びて劣化することは、ありません。
しかし、タスペーサーが使えない場合もあります。
タスペーサーを挿し込むことで、屋根材が割れてしまうときなどです。
タスペーサーを使用できない場合は、カッターやへらで縁切りを行います。
金属のヘラやカッター等を使用し、
屋根材と屋根材の隙間に固まった塗料に隙間を作っていきます。
また、塗装することで、屋根材が反り隙間ができる場合は、縁切り作業を行うことはありません。
（最後にチェックを行い、隙間があるか、確認を行っています）
手間がかかる作業になりますが、丁寧にチェックしながら行っています。
屋根塗装・外壁塗装では、少し聞きなれない用語が出てきたり、難しい用語に
不安になることがあるかもしれませんが、
ロードリバースでは、
お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしております。
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