サイディング外壁のコーキング部分の劣化について(外壁塗装)【和泉市・泉大津市】
2024.02.26 (Mon) 更新
皆様、こんにちは。
和泉市・泉大津市の外壁塗装・屋根塗装工事のロードリバースです(^^♪
今回は、サイディング外壁のコーキング部分の劣化ついてです。
前回ブログで紹介しましたN様邸で例に見ていきましょう。
サイディング外壁は、工場で作られた外壁を住宅に取り付けている形状になります。
サイディングとサイデイングをつなぐ目地部分、
雨枠、玄関回りなどのゴム状パッキンをコーキングといいます。
新築の場合、コーキング部分の塗装は、されていません。
ですので、10年ほど経過してくると、外壁と同じように
コーキング部分も劣化します。
サイディング外壁がとても綺麗でも、コーキング部分が劣化してしまうことも多いです。
コーキングの劣化を放置していると雨漏り、ボードの浮き、ボード反るなどが生じることもあります。
コーキング部分の初期の劣化状況は、細かいひび割れや隙間、欠けが見られるようになります。
この劣化を見付けた時点で、なるべく早くコーキング部分の打ち替えを検討しましょう。
N様邸は、欠けやひび割れが進み、コーキングの下地の青い部分が見えている状況でした。
この状態が長く続く場合は、雨水が侵入し、外壁が反り、壁の崩落があっても
おかしくありません。
コーキングの隙間から外壁は、水分を含み、膨張と乾燥を繰り返すため
ひびが入る場合もあるからです。
コーキングの施工方法としては、「打ち替え」と「増し打ち」があります。
打ち替え
既存の劣化したコーキング部分を撤去、清掃、プライマー塗布後
新しいコーキング材を充填します。
打ち替えは、コーキング材の撤去の手間代、廃棄費用などの費用がかかり、
時間もかかるため、費用が高くつきます。
しかし、劣化部分を取り除くため、長い期間、耐久性が良くなります。
打ち替え出来ない理由がない場合は、打ち替えを選びましょう。
増し打ち
既存の劣化したコーキングをそのままに、
上からコーキング材を充填します。
傷んでボロボロになったコーキングをそのままに新しいコーキング材を重ねるため
隙間ができる場合や既存のコーキングと新規のコーキングがうまく馴染むことが出来ず、
剥がれてくる場合もあります。
打ち替えと増し打ちは、まったく施工も費用が異なります。
施工業者によっては、打ち替えか、増し打ちかを伝えない場合や
見積書に記載しない場合もあります。
必ず、見積を頂いたときに、施工の内容を確認するようにしましょう。
ロードリバースでは
すべて、コーキング部分の打ち替えをお勧めします。
業者さんによっては、増し打ちを勧めてくるかもしれませんが、
増し打ちは、金額が安く済みますが、コーキングの工事をする意味がありません。
コーキング部分は、ゴム状のパッキンのため、
パッキンに隙間が出来れば、密閉を保つことが出来なくなります。
打ち増しでは、完全な密閉をすることが出来ないため、
また数年でひび割れや欠けが生じます。
(写真:コーキング材充填中)
施工業者のなかには、外壁と外壁の間は、打ち替えにし、
窓枠や玄関回りなどのサッシ回りを増し打ちにする場合もあります。
この違いは、施工業者の考え方ですが、
理由としては、窓枠部分、玄関回りなどの手が込む作業箇所の場合、
コーキングを打ち替えるときに失敗する恐れがあり、雨漏りにつながるからです。
(写真:既存コーキング材撤去中)
しかし、窓枠部分、特に下側は、雨水が溜まりやすく、劣化がしやすい場所でもあります。
ロードリバースでは、細心の注意を払い、作業を行い
窓枠や玄関回りなどのサッシ回り全般も打ち替えで作業しております。
下の写真は、実際にあった劣化状況です。
劣化しやすい箇所であるからこそ、打ち替えをお勧めしています。
(写真:S様邸施工前窓下劣化状況)
窓枠のコーキングが劣化しており、サイディング外壁にも小さいですが
ひび割れが見られました。
このまま放置しておくと、雨水が部屋に入り込む場合もあります。
(写真:O様邸施工前窓枠回り劣化状況)
外壁、コーキングともに綺麗な場合でも、隙間が出来てしまうと
その隙間に雨水が入り、膨張と乾燥を繰り返すため、ひび割れを起こす場合もあります。
劣化しやすい箇所こそ、しっかりした施工・確実な施工を行っているか、注意しましょう。
塗装前か、塗装後か、と聞かれることがありますが、
コーキング材により、塗装前に打ち替える材料もあれば塗装後の材料もあります。
材料により、異なります、前打ちでも後打ちでも、材料に合う施工方法で行います。
コーキングの費用は?
コーキング部分の施工費用は、コーキング部分の長さにより、金額が決まります。
大きい家、小さい家というよりも、
窓が多い・少ない、外壁と外壁のつなぎ目が多い・少ないなど。
見積書で、コーキング×1式〇〇〇円のような見積では、
しっかり施工をしてもらえるとは、思えません。
必ず、メーター数を出してもらいましょう。
(写真:施工完了)
外壁と同じように塗装すると、コーキング部分が目立つことがありません。
雨水が部屋の中まで入り込むと、クロスの貼り替え費用が必要になることもありますので、
コーキング部分の劣化には、注意してください。
屋根塗装・外壁塗装では、少し聞きなれない用語が出てきたり、難しい用語に
不安になることがあるかもしれませんが、
ロードリバースでは、
お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしております。
わからないこと、不安に思うこと、質問など
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