サイディング外壁のコーキング部分の劣化について
2024.12.27 (Fri) 更新
皆様、こんにちは。
和泉市・泉大津市・堺市南区の外壁塗装・屋根塗装工事のロードリバースです(^^♪
今回は、サイディング外壁のコーキングについてです。
サイディング外壁のコーキングに焦点を当て、コーキングの役割やその劣化のサイン、
さらに劣化したコーキングの修復方法について詳しく解説します。
今回のブログでは、コーキングの重要性が理解でき、適切な対策がわかるようになるでしょう。
戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装を検討中の方は、ぜひ最後まで読んでみてください!
目次
サイディング外壁のコーキングについて
サイディング外壁は多くの住宅で使われている材料のひとつです。
サイディングの外壁において、コーキングは外壁パネル同士を
つなぐ隙間を埋める重要な役割を担っています。
また、外壁の目地部分や窓枠の周り、ドア枠の隙間などに使用され、
雨水の侵入を防ぐための防水性を提供しています。
コーキングの役割
コーキングは外壁の防水機能を高めるために不可欠な部分です。
コーキング材が劣化して隙間ができると、雨水が内部に入り込んでしまい、
最終的には壁の内部や構造にダメージを与えることになります。
防水性だけでなく、温度変化によるひび割れの予防や、外壁の美観を保つためにも重要です。
防水
外壁に隙間があると、雨水が内部に浸入し、建物の内部を傷めてしまう可能性があります。コーキングによって隙間を埋め、雨水の侵入を防ぎます。
気密性
コーキングによって、外気の影響を減らし、室内の温度を安定させる効果があります。特に冬季に暖房効率を高めるためにも重要です。
防音
隙間を塞ぐことで、外部の音が入りにくくなり、静かな室内環境が保たれます。
美観
隙間をきれいに処理することで、外壁の仕上がりが整い、美しい外観が保たれます。
コーキングの劣化例
コーキングの劣化は見た目で確認することができます。
以下に代表的な劣化の例を紹介します。
ひび割れ
コーキングが乾燥や温度変化によってひび割れることがあります。
ひび割れた部分から水分が入り込み、建物の内側にダメージを与えることがあります。
剥がれや浮き
コーキングが剥がれたり浮いたりすることもあります。
これも水分が浸入する原因となり、外壁の保護機能を失います。
色あせや変色
コーキング材が紫外線や風雨にさらされると、色あせや変色が生じます。
見た目の問題だけでなく、コーキング材が劣化しているサインでもあります。
コーキング部分の劣化が進んだ場合の外壁や建材への影響
コーキング部分の劣化が進むと、外壁や建材への影響が深刻化する可能性があります。
コーキングは、外壁の隙間を密閉し、防水・気密性を高める重要な役割を果たしており、
その劣化が進むと、外壁や建材の劣化が連鎖的に引き起こされることがあります。
水分の浸入による外壁の劣化
コーキングが劣化すると、外壁や建材の隙間から雨水や湿気が浸入しやすくなります。
(1) 腐食
木材や鉄筋を使用した外壁や建材は、水分を吸収すると腐食が進みます。
木材の腐敗:
木材は水分を吸収すると膨張したり、腐敗したりします。
特に湿気の多い場所では、シロアリの侵入も引き起こしやすくなります。
鉄筋や金属の錆び:
鉄筋や金属部分が湿気にさらされると、錆びが発生し、耐久性が大きく低下します。
構造的な強度が失われ、最終的には建物全体に深刻な影響を与えることがあります。
(2) 外壁塗装の劣化
水分が浸入することにより、外壁の塗装が剥がれたり、膨れたりすることがあります。
水分によって塗装の接着力が低下し、見た目が悪くなるだけでなく、
塗装が外壁の保護機能を発揮しなくなります。
また、外壁材が雨水や紫外線の影響を受けやすくなり、劣化が進行します。
構造材への影響
コーキングの劣化により、隙間やひび割れが生じ、
そこから水分や湿気が建物の構造材に浸透すると、構造的な問題が発生します。
特に、鉄筋コンクリート構造や木造建築の場合、湿気が原因で以下のような問題が発生します。
(1) 鉄筋コンクリートの劣化
鉄筋コンクリート構造では、コンクリート内部の鉄筋が湿気や水分によって錆び、膨張します。
これがコンクリートのひび割れを引き起こし、最終的には構造の強度に影響を与えることがあります。
外壁のコーキング部分が劣化して水分が浸入することで、鉄筋の錆が広がり、
コンクリートの剥離や構造的な損傷が進行します。
(2) 木材の劣化
木材を使った外壁や建材の場合、水分が浸透することで、木材が腐食や膨張を起こします。
外壁材が変形し、構造材が弱くなることがあります。
さらに、湿気が長期間残ることでシロアリなどの害虫が発生し
建物の構造に深刻なダメージを与えることもあります。
カビの発生
湿気を含んだ断熱材や構造材の中でカビが繁殖しやすくなります。
カビは健康に悪影響を及ぼすだけでなく、建材にダメージを与えることにもつながります。
外観の劣化
コーキングが劣化すると、隙間やひび割れが目立つようになり、建物の外観が損なわれます。
特に、外壁塗装が剥がれると、建物が古びた印象を与えるため、美観が大きく損なわれます。
最悪の場合は、外壁が反り、落ちてくる場合もあります。
コーキングの修復:注意すべきポイント
コーキングが劣化した場合、修復作業を行う必要があります。
修復方法には「打ち替え」と「打ち増し」がありますが、それぞれの方法には注意点があります。
コーキングの打ち替えと打ち増しの違い
「打ち替え」は劣化したコーキングを全て取り除いて新しいコーキング材を打つ方法で、
外壁の隙間が広がっていたり、コーキングが完全に剥がれてしまっている場合に選ばれます。
一方、「打ち増し」は劣化部分に新しいコーキングを追加する方法で、
比較的軽微な劣化の場合に有効です。
どちらの方法を選ぶかは、劣化の程度や外壁の状態に応じて判断する必要があります。
サイディング外壁の場合、打ち増しは、薄くなりがちで意味がなくなるため
打ち替えをおすすめします。
コーキングの施工の注意点
コーキングの施工は、適切な時期に行うことが重要です。
湿度や温度が高い時期に施工を行うと、コーキング材が適切に乾燥せず、
効果が十分に発揮できなくなります。
乾燥した晴れた日を選び、外壁の汚れを十分に取り除いてから施工を始めましょう。
コーキング施工の流れ
コーキングの施工は、以下の手順で行われます。
(1) 下地の準備
まず、コーキングを施す場所(窓枠やドア枠など)の汚れや古いコーキング材を取り除きます。
取り除いた後は、しっかり清掃を行います。
新しいコーキングがしっかりと定着し、効果を発揮することができます。
(2) マスキングテープの貼り付け
コーキング作業が汚れないように、隙間や縁にマスキングテープを貼ります。
仕上がりが美しく、無駄なコーキングが外に漏れるのを防ぎます。
(3) プライマーの塗布
専用のプライマーを塗布します。
プライマーを塗布することで、長く綺麗な状態を保つことが出来ます。
(4) コーキング材の塗布
コーキング材を隙間に押し込むようにして塗布します。
コーキング材にはシリコン系、ウレタン系、アクリル系などがあり、
使用する場所に応じた適切な素材を選ぶことが重要です。
(5) 均し作業
コーキング材を塗布した後、ヘラや指で均していきます。
表面をきれいに仕上げることが、見た目だけでなく、耐久性にも大きな影響を与えます。
(6) マスキングテープの剥がし
コーキング材が乾かないうちに、マスキングテープを剥がします。これによって、きれいで整った仕上がりになります。
(7) 乾燥
コーキングが完全に乾燥するまで待ちます。
乾燥時間は使用するコーキング材によって異なるため
説明書をよく読んで適切に時間を取ることが必要です。
まとめ
外壁塗装におけるコーキングは、建物の耐久性や美観を保つために非常に重要な作業です。
防水性や気密性を高めるだけでなく、仕上がりの見た目も良くするため、
適切なコーキング施工が求められます。
コーキング材の選定や施工方法を正しく理解し、
定期的なメンテナンスを行うことが、長期的な住環境の保護に繋がります。
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