一部を屋根カバー工法!施工事例:パミール屋根を美しく再生!
2025.10.07 (Tue) 更新
皆様、こんにちは。
和泉市・泉大津市の外壁塗装・屋根塗装工事のロードリバースです(^^♪
屋根カバー工法の施工事例:
パミール屋根を部分施工で美しく再生
今回は、先日施工させていただいた「屋根カバー工法」の事例をご紹介いたします。
このケースは、屋根材が「パミール」であり、通常の塗装が不可能な状態のため、
カバー工法による施工を行いました。
ただし、費用面や屋根の形状、ソーラーパネルの設置状況などを考慮し、
家全体ではなく「前面部分のみ」を施工するという特殊なケースでした。
同じように「屋根を全部直したいけれど予算が…」というお客様にも
参考になる内容ですので、ぜひ最後までご覧ください。
パミール屋根とは?なぜ塗装ができないのか
まず施工事例をご紹介する前に、
今回の屋根材「パミール」について簡単にご説明いたします。
パミールは1990年代から2000年代前半にかけて販売されていたスレート屋根材です。
一見すると通常のスレートと変わらないのですが、
経年劣化が非常に早いという特徴があり、以下のような症状が多く見られます。
層状にはがれる「層間剥離」
表面の粉化や割れ
部分的な欠けや崩れ
この劣化現象は、どれだけ高性能な塗料を使っても改善できません。
塗装したとしても下地自体が剥がれ落ちてしまうため、
耐久性はほとんど期待できないのです。
そのため、パミール屋根の場合は「葺き替え」または「カバー工法」が基本的な対策となります。
お客様からのご相談内容
今回ご相談いただいたお客様の屋根は、まさにこの「パミール」でした。
築20年以上が経過し、屋根の劣化がかなり進行していました。
お客様のご要望は以下の通りです。
お金をあまりかけずに、見えている部分だけでも綺麗にしたい
屋根の段違いになっている前の部分は目立つので綺麗にしたい
後ろの屋根はソーラーパネルが全面に設置されており、カバー工法を行うとパネルの着脱費用が莫大になるため資金的に難しい
つまり、「全面改修」ではなく「部分的に見えるところだけ直す」という選択をされました。
施工方法の検討
屋根の補修を考える場合、大きく分けると以下の選択肢があります。
塗装 → パミールのため不可
葺き替え → 古い屋根をすべて撤去し、新しい屋根材を施工する。耐久性は最も高いが、費用は大きい。
カバー工法 → 既存の屋根材を残したまま、新しい金属屋根をかぶせる方法。葺き替えよりも廃材が少なく、費用を抑えられる。
今回はお客様のご予算や条件を踏まえ、
「屋根前面のみにカバー工法を施工」することとなりました。
背面はソーラーパネルが載っているためそのまま維持し、
見た目に大きく影響する部分だけを新しく仕上げるという形です。
実際の施工内容
1. 足場の設置
屋根工事を行う際には必ず足場を設置します。
安全のため、そして作業の品質を確保するために欠かせない工程です。
今回は屋根の前面に施工を行うため、必要な部分を中心に足場を組みました。
2. 既存屋根の確認と下地調整
カバー工法では既存屋根を撤去せず上から被せますが、
下地が腐食している場合は補強が必要です。
今回は幸いにも下地の野地板に大きな痛みはなかったため、
そのまま施工が可能でした。ただし、部分的に劣化が見られる箇所は補修を行いました。
3. 防水シート(ルーフィング)の施工
新しい金属屋根をかぶせる前に、防水シートを全面に張ります。
これにより、万が一金属屋根の下に水が入り込んでも、
建物内部まで浸透するのを防ぐことができます。
屋根工事において防水シートは「最後の砦」とも呼ばれる重要な部分です。
4. 新規屋根材(スーパーガルテクト)の施工
今回採用したのは、軽量で耐久性に優れたスーパーガルテクトです。
金属屋根ですがサビに強く、遮熱性にも優れています。
既存のパミールの上からしっかり固定し、
段違いになっている屋根のラインも綺麗に仕上げました。
5. 破風板の補修工事
お客様宅では、屋根だけでなく「破風板(はふいた)」の劣化も進んでいました。
破風板は雨風や紫外線にさらされやすく
塗装が剥がれてしまうとすぐに劣化が進行してしまいます。
今回は腐食が見られる部分を補修し、
新たに板金カバーを取り付けることで美観と耐久性を向上させました。
6. 完成
施工後は、屋根前面が見違えるように美しくなりました。
お客様も「予算内で綺麗になった」と大変喜んでいただけました。
部分的なカバー工法のメリットとデメリット
メリット
費用を抑えられる:全面葺き替えや全面カバー工法に比べて大幅にコストダウン可能
見た目の改善:特に道路から見える正面を綺麗にすることで、家全体が新しく見える
工期が短い:施工範囲が限られているため、工期も短縮できる
デメリット
全面的な防水性の向上にはならない:施工していない部分は劣化がそのまま進行する
将来的に再施工が必要:背面部分が劣化した際には改めて工事が必要になる
部分施工特有のつなぎ目処理が重要:前面と背面の取り合い部分で雨漏りリスクがあるため、しっかりとした施工技術が求められる
今回のお客様のように「資金的に難しいけれど、見た目を整えたい」というケースは珍しくありません
住宅のリフォームや修繕は「理想は全面改修」ですが、
現実的には予算との兼ね合いが大きな課題となります。
今回のように「前面のみカバー工法を行う」という選択肢は、
限られた予算の中で最大限の効果を得る一つの方法です。
また、破風板など付帯部を同時に補修することで、
全体の印象をさらに良くすることができます。
家の外観は来客やご近所の方から最も見られる部分ですので、
「見た目の美しさを回復させたい」という思いを叶えることができました。
まとめ
今回ご紹介した施工事例では、
パミール屋根で塗装不可
全面施工はソーラーパネルの関係で高額になるため不可
見た目に影響する前面のみをカバー工法で施工
同時に破風板も補修
という条件のもと、お客様にとって最適なプランをご提案しました。
結果として、費用を抑えつつ外観を大きく改善することができ、
お客様にも大変ご満足いただけました。
屋根の状態やご予算はお客様ごとに異なります。
「全部直すのは難しいけど、一部だけでもきれいにしたい」といったご希望にも
柔軟に対応可能です。
屋根や外壁でお悩みの方は、ぜひロードリバースにご相談ください。
屋根塗装・外壁塗装では、少し聞きなれない用語が出てきたり、難しい用語に
不安になることがあるかもしれませんが、
ロードリバースでは、
お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしております。
わからないこと、不安に思うこと、質問など
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