K様邸の屋根塗装事例|縁切り不足が原因の雨漏りを修繕
2025.10.21 (Tue) 更新
皆様、こんにちは。
和泉市・泉大津市の外壁塗装・屋根塗装工事のロードリバースです(^^♪
目次
K様邸 屋根の縁切り不足による雨漏り修繕工事
今回ご紹介するのは、和泉市K様邸で実際に行った屋根の塗装工事です。
お住まいの屋根は、前回の塗装から10年以上経過しており、
表面の塗膜が劣化していました。
見た目だけでなく、防水機能の低下や、雨漏りにつながるリスクが心配される状態でした。
特に問題となっていたのは、「前回の塗装時に縁切りがされていなかった」という点です。
その結果、屋根の内部に雨水が入り込み、長年にわたり水が抜けずに滞留していたため、
軒先の一部が腐食してしまっていました。
■ 縁切りとは?
「縁切り」とは、スレート屋根(カラーベストやコロニアルなど)の塗装を行う際に、
屋根材と屋根材の重なり部分に隙間をつくる作業のことをいいます。
スレート屋根は一見、板がぴったりと重なっているように見えますが、
実際には、雨水が入り込んでも下に流れて排出されるように構造が設計されています。
しかし、塗装をする際に、この重なり部分まで塗料で密閉してしまうと、
水の逃げ道がなくなってしまうのです。
その状態が「縁切りされていない屋根」です。
水の通り道がふさがれることで、屋根材の下に入り込んだ雨水が滞留し、
逃げ場を失ってしまいます。
滞留した水は徐々に屋根材を傷め、やがては下地のルーフィング(防水シート)を劣化させ、
雨漏りを引き起こす原因となります。
■ 縁切りを行わないとどうなるのか?
K様邸の屋根では、まさにこの「縁切り不足」が原因で、雨漏りが発生していました。
塗膜がきれいに見えても、内部では雨水が抜けず、
長期間にわたり水がこもっていたのです。
その結果、屋根材の裏側に湿気がこもり、軒先部分の木材が腐食してしまっていました。
実際、屋根を点検すると、スレートの合わせ目には塗料が固く詰まり、
まったく隙間がない状態。
高圧洗浄を行った際も、水が抜けずに溜まってしまう部分が多く確認されました。
このような状態のまま再塗装を行っても、雨漏りの原因を解決できません。
そのため、今回はまず「縁切り作業」を丁寧に行うことからスタートしました。
■ 溜まった水を逃がす「縁切り」作業
縁切り作業では、カッターや専用の皮すきなどの工具を使用し、
屋根材の重なり部分を一枚ずつ丁寧に切り離していきます。
この作業を行うことで、屋根内部に溜まった水を逃がし、
再び通気性と排水性を取り戻すことができます。
実際、縁切りを行った直後には、
長年溜まっていた水が少しずつ流れ出してくる箇所もありました。
これにより、屋根内部が乾燥しやすくなり、再度雨漏りを防ぐ環境が整います。
縁切り作業は、塗装の見た目には現れない工程ですが、
屋根を長持ちさせるためには非常に重要なポイントです。
見た目がきれいに塗れていても、縁切りが不十分であれば、
逆に雨漏りのリスクを高めてしまうこともあります。
そのためロードリバースでは、塗装前の下準備から丁寧に確認を行い、
必要であれば「タスペーサー」という専用の部材を使用して、
確実に隙間を確保するようにしています。
■ 縁切り後の塗装工程
K様邸では、縁切り作業で水の抜け道を確保した後、
屋根全体の洗浄・下塗り・中塗り・上塗りを行いました。
劣化が進行していたため、下塗り材は吸い込みが強く、2回塗りでしっかりと下地を整えました。
下塗りを丁寧に行うことで、上塗り塗料の密着性が高まり、塗膜が長持ちします。
仕上げの上塗りには、シリコン系塗料を採用。
塗装完了後には、再度縁切り(またはタスペーサー挿入)を行い、
塗装によって塞がれてしまった部分がないか確認を徹底しました。
この「縁切り→下塗り → 縁切り(タスペーサー) → 塗装 」という
二重のチェック体制を行うことで、
今後の雨漏りリスクを大幅に減らすことができます。
見た目だけでなく、屋根内部の通気性まで考えた施工を行うのが、
ロードリバースのこだわりです。
■ 今回の工事のポイントまとめ
前回塗装時に縁切りがされていなかったため、雨水が滞留して雨漏りを発生。
縁切り作業を丁寧に行い、溜まった水を逃がして通気性を回復。
下塗り+シリコン塗料仕上げで、耐久性と美観を両立。
タスペーサーで縁切りを行い、水の通り道を確保。
屋根の塗装は見た目の美しさだけではなく、
構造内部の「水の通り道」を守ることが何より大切です。
今回のK様邸のように、縁切りが不十分な塗装は見た目では分かりづらく、
施工不良が何年も経ってから雨漏りという形で現れることがあります。
だからこそ、正しい知識と確実な技術を持った業者に依頼することが重要です。
雨漏りによる部分補修工事と塗装対応
K様邸の雨漏りは、長年屋根内部に溜まっていた水が原因で、
軒先の木部が傷み、一部破損していました。
放っておくと腐食がさらに進行し、軒天や外壁まで傷んでしまう恐れがありました。
そのため今回は、屋根塗装とあわせて、破損箇所の補修工事も同時に実施しました。
■ 左官補修による軒先修繕
破損部分は木下地が湿気により劣化していたため、まず傷んだ部分を撤去。
下地をしっかりと乾燥させた後、モルタルで左官補修を行いました。
この工程により、強度を回復させるだけでなく、再発防止にもつながります。
左官工事後は乾燥期間を設け、仕上げに塗装を施して外観を整えました。
補修した部分も周囲と違和感がないよう、既存色に合わせて丁寧に仕上げています。
■ 一部補修でも確実な施工を
本来であれば、屋根や外壁全体を塗装することで、より長期的な保護ができます。
しかしK様邸では、「今回は予算内で必要な部分を優先的に直したい」
というご希望がありました。
そのためロードリバースでは、雨漏りの原因箇所とその周辺の防水性を高めることを
重点的に行いました。
部分補修であっても、ただ「見た目を直す」だけでは意味がありません。
下地の状態確認、防水ラインの確保、塗装との密着確認など、
工程をひとつずつ丁寧に行うことで、限られた範囲でも効果的な補修が可能です。
弊社では部分補修工事でも、常に「長持ちする修繕」を意識しています。
■ 雨漏り修繕は早めの対応が大切
屋根の雨漏りは、見つけた時点でかなり内部が傷んでいるケースが多いです。
表面上は小さなシミや軒天の膨れでも、
実際には下地や木材が腐食している場合もあります。
K様邸のように、部分補修で済むうちに対応することが、
結果的に費用を抑える一番の方法です。
雨漏りの原因は、屋根だけでなく、外壁のひび割れやシーリング劣化などにも関係します。
ロードリバースでは、屋根・外壁の総合的な点検を行い、
必要な補修だけを的確にご提案しています。
「とりあえず応急処置だけ」ではなく、「再発を防ぐ補修」を行うことを大切にしています。
■ 部分補修もお気軽にご相談ください
外壁塗装というと、「家全体を塗り替える大掛かりな工事」というイメージを
お持ちの方も多いですが、実際には、
「雨漏り部分だけ直したい」
「軒天の一部がはがれている」
「ベランダだけ防水したい」
といったご相談も多くいただいております。
ロードリバースでは、自社職人による施工のため、
部分補修や小規模工事にも柔軟に対応しています。
下請けに任せることなく、現場確認から施工・仕上げまでをすべて自社で行うことで、
品質を安定させ、費用も抑えることが可能です。
K様邸のように、予算の範囲内で最適な提案を行い、必要な箇所を確実に直すこと。
これが、私たちロードリバースのモットーです。
■ まとめ
・縁切りされていない屋根は、雨水が逃げられず雨漏りの原因になる。
・縁切り作業で通気性・排水性を取り戻すことが重要。
・雨漏りによる破損箇所は、左官補修と塗装でしっかり修繕。
・予算に応じた部分補修も、自社施工で丁寧に対応。
屋根や外壁の劣化は放置するとどんどん進行しますが、
早めの点検と適切な補修を行うことで、家を長く守ることができます。
「雨漏りかも?」と感じたら、まずはロードリバースまでお気軽にご相談ください。
見えない部分までしっかり点検し、最適な方法で大切なお住まいを守ります。
屋根塗装・外壁塗装では、少し聞きなれない用語が出てきたり、難しい用語に
不安になることがあるかもしれませんが、
ロードリバースでは、
お客様にわかりやすく写真などを使いお伝えしております。
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